オバマさんと日本のこと

先週、オバマさんが晴れて大統領に就任した

正直不安である。

オバマさんの就任演説から、国家主義というか国家社会主義みたいな印象をうけた。
さきほど、1/21の読売新聞の朝刊に載っていた演説の草稿の日本語訳を読んだけどどうも国家主義のような印象を受ける。
ヒトラーとまでは行かないが、「わが国こそあらゆる困難に立ち向かうべきだ」という感じや「Yes,we can」などは
「政治家が国民に対して最善の施しをすることが本来の国家ではなく、政治家も国民も一体となってわが国を襲う困難に立ち向かう姿が本来の国家だ」
と、言うメッセージが暗に含まれているように思う。

アメリカが国家主義に走ることは、アメリカが戦争を行うということになると思う。
まあ、間違いなく戦争は今後起きるだろうが・・・

ところで、日本だがたぶん国家主義もとい、国家社会主義の方向に行きそうな気がする。
日本国内外で、「国を変えていくんだ、日本は変わらなければならない」という声が強いが、
これって結構国外からの圧力が関係していると思う。
だが、国外の人間がその国を作り変えてしまうということこそ、ほんとに国家主義だとおもうが・・・
いい例が、ナチスである。
ナチスは、国家主義の代表的な例だがナチスのメンバーは国外出身者が多いことを知っている人はどれぐらいいるだろうか。
ナチスヒトラーの問題ではなく、国家主義が成立していったプロセスを考える問題だと思うが、
そんなことを考える人はほとんどいないだろう。

人間は所詮動物である。
生存本能に逆らうことはできない。
つまり、衝突を起こすことは避けられない事実であるし現実である。
それに対してどう対処するか。
対話なのか武力なのか実力なのか。
せめて、最善の方法を探すべきだと思うが
この難題に最善の方法はないし、必ず成功する方法もないことを
わたしたちはわかっているのだろうか?

難しい問題・・・・・としかいえないなぁ。