はっきりいってしまうと、民主党は失敗すると思う。
原因はとても明らかで、財源になりそうなものがないのに国を変える、だから痛みを耐えてくれという。そんな話が通じるのは景気がいいときだけだ。だから失敗する。

民主党は今の日本そのものかもしれない。いろいろな願い、想いが詰まっている。しかしそれは非常にろくでもないことでしかない。それはとても今この世界では使えないものでしかないからだ。
願いや想いを叶えるためにはそれを守るための力が必要だ。だけど、今の日本には守る力も耐える力ももうあまり残されてはいないだろう。
たぶん、内需を中心とした経済を目指そうと思っているのかもしれないがそれはだめだ。日本には資源がない。内需中心の経済を考えていく場合に、外貨獲得の手段は何か。何も考えてはいまい。
よくわからないことをいってた人がいたっけ。「今世界はグローバルな構造から、多極化の方向へ向かっている」とか。これは間違いとしか思えない。
今世界で作られているのものは、大体共通化されてきている。どこに工場を建てて製品を作っても、世界中で売れる。人の生活がグローバル化されてきている。それに対して、どうやって自国でオリジナリティをだすかという、グローバルなものをどうローカライズするかというだけであって多極化しているわけではない。世界のどこかでおきたことは必ず自国に影響する。それを完全なグローバル化といわずして何というのだろうか。日本の政治家はもうアマチュアしか残っていないみたいだな。いつぞやのフランスみたいだ。

国民に信頼されたのだ。その責任は重くそして辛い。
思ったことを言うだけの評論家は要らない。それを実行するために汚れる人でいいのだ。
国民は政党を選択しただけで政治を選択したわけではない。
ただそれだけである。